水彩画の水彩絵の具は、明るい色を後から上に乗せることができません(重ねても色が透けて、暗い色味の方が勝ってしまい明るい色が見えなくなってしまうため)。
そういった特性上、夜景を描くのはとても難しいとされています。チャレンジしてみた方はわかるのではないでしょうか?
でも夜景の絵ってとても魅力的なんですよね。そして難しいと聞くと余計に描いてみたくなる衝動が!頑張って上手く描けた時には達成感があると思います。
こちらの記事ではそういった方のために、どうすれば水彩画で夜景を表現するのか夜景の描き方のコツをご紹介しています。
水彩画の夜景の書き方は下書きからこだわる!
夜景は難しいから…とついつい下書きを書きこみすぎてしまいそうな気持ちになりますが、そこはグッと我慢をして必要最低限にしておきましょう。
写真など見本の描きたい夜景の風景があれば用意しておいてください。
マスキングインクやマスキングテープを使うのもあり
明るくしたい部分を残しておきたいので、マスキングインクやマスキングテープを紙に貼って、色がつかないように保護しておくのもおすすめです。
マスキングインクとは?そのインクを塗った部分だけ色が塗れなくなるゴムラテックス素材のインクです。
↓こんな感じのもので、ペンタイプとビンで売っているものがあります。細かい部分はペンタイプを使うと扱いやすいと思います。
マスキングインクは一度塗っても乾いたら後から剥がせるので、またその貼っていた部分に色を塗ることがでます。
マスキングインクは画材屋さんでも販売されているのでチェックしてみてくださいね。
夜景以外のものを描く時にも使える便利な道具です。
また、文房具であるマスキングテープは100円ショップなどにも売っています。ですが念のため画材屋さんで売っているようなシンプルなものを使用することをおすすめします。
細かい部分や残しておきたい部分を保護するのに便利なマスキングインクですが、明るくしたい部分を塗り残すことが難しいからと言って、あまりマスキングしすぎてしまうと水彩画の良さが消えてしまうので、こちらも必要最低限で留めておきましょう。
水彩画で描く夜景はまずどこから塗り始める?
まずは光の色を意識してしっかり色を塗っていきましょう。
ファーストウォッシュは強気にがっつり塗ってOKです。
最初に塗った絵具が乾いたら、その光の部分を残しながら、より細かい部分に色を重ねていきます。暗いところはより暗く塗ること、輪郭を出すことを意識するとコントラストが生まれますよ。
マスキングを剥がした部分も色味を整えて着彩していきましょう。
夜空のグラデーションを絵具で表現する方法
夜空のグラデーションには色を何色か合わせて使うのがおすすめです。
黒だけじゃなくて、青や紫、緑などを使って描くと、より深い夜空の色味が表現できます。
グラデーションにはテクニックがいくつかあって、紙を縦にして重力を利用した方法。
薄い色を最初に全体的に塗ってから、濃い色味を重ねて水分多めに横方向に筆を動かし塗っていく方法。
など、試してみてくださいね◎
星空や月の描き方
水彩画で星や月を描くときは、その周りのぼんやりした光も描くとそれっぽくります。
実際に夜空の月を眺めてみると、少し湿度の高い日なんてまさに水彩画で描いたかのような空をしている時がありますよね。
星や月の色も、光の色は黄色とか白とか青とか緑とか…単純に白や黄色の単色だけではなく、様々な色が混じり合わさった光が出ていると思います。
そんな感じで表現すると、綺麗に幻想的な月や星空が描けると思いますよ。
星空はてんてんてん。不透明水彩で描くとハッキリとした星になりますね。
少し絵具が乾いた筆を指で弾いて、飛び散らせるといった表現方法も試してみると面白いですよ◎
花火の描き方
花火もやはり不透明水彩の出番でしょう。透明水彩絵具は下の色が透けてしまうので、夜空を塗った後から色を乗せるのには不向きです。
下の色が透けない不透明水彩で細筆を使って、ガツンとお花のように花火を描くのがいいん良いと思います。
ハッキリと色のコントラストを強く描くのが綺麗ですね。
なにか絵を描いてる時や、ものを作ってる時など、知らず知らずのうちに「これはこの道具でこういうやり方でやらないとダメだ…!それ以外のもや表現方法を使うのはタブー!」と言った、謎のこだわりが自分の中で勝手に生まれてくるような気がします。(私だけかも知れませんが。笑)
一つの絵でも様々な表現や技法・画材を使うことも絵の幅が広がるきっかけになるんですよね。
そういったように、いろいろなものを試しているとオリジナリティが生まれてくるのではないのかな?と感じています。
夜景を描くのは難しいと感じるので、自分自身ではなかなか絵で描く題材として取り上げないのですが、上手に描けたらカッコイイのでは?なんて思います。海外の夜景とかを写真をみながら描いてみるのもいいかも知れませんね。
実際にその場に足を運んだことがなくても、絵を描くことによってそこに行けた気になると言うか…。そうやって想像しながら描くのも楽しいですね♪
ぜひチャレンジしてみてください。
もっと上手に水彩画が描けるテクニックが知りたい!
絵を描いたりものを作ったりするのって、実際にやってみないことにはなかなか難しいですよね。
自分で調べて本を買ったりネットで検索しても、文章や、その場面場面を切り取った写真だけだと深く理解できないことも多くあると思います。
今後当サイトではそうした部分をカバーする、よりわかりやすい情報をお伝えできればいいなと考えております。
◆自宅で好きな時間にプロの水彩画家から絵を学べる
◆絵具の色の混ぜ方・混色のタイミングから教えてもらえる
◆デッサンから着彩まで完成度の高い作品を描けるようになる
初心者でも水彩画がいきなり上手くなる方法についてはこちら
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